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固定費が怖い経営者へ|経営への影響と確認したい数字を解説

2026年07月31日

家賃や人件費など、毎月必ず発生する固定費を怖いと感じる経営者は少なくありません。

固定費が大きいと、売上が落ちた月でも支払いは変わりません。

そのため、毎月一定以上の売上を作らなければならず、資金繰りや営業へのプレッシャーも強くなります。

この記事では、固定費が経営に与える影響と、固定費への不安を数字で確認する方法を解説します。

固定費が経営に与える影響

固定費が大きいと、売上が落ちたときに会社へ残る利益や現金が急速に減ります。

家賃、人件費、リース料などは、売上に関係なく毎月発生します。

固定費が高い会社ほど、支払いのために大きな売上を作り続けなければなりません。

その結果、利益だけでなく、仕事の選び方や新しい投資にも影響が出ます。

利益が残りにくくなる

固定費が大きい会社は、売上があっても利益が残りにくくなります。

たとえば、売上が増えても、家賃や人件費などの支払いが重ければ、最終的に会社へ残る金額は少なくなります。

忙しく働いているのに、現金が増えない状態にもなります。

手元資金が減るスピードが速くなる

固定費が大きいと、売上が落ちたときに手元資金が早く減ります。

家賃や給与は、来店客や受注が少ない月でも支払わなければなりません。

売上が戻るまで時間がかかれば、その間も会社の現金は減り続けます。

手元資金が少なくなると、急な設備故障や入金遅れにも対応できません。

条件の悪い仕事でも断れなくなる

固定費の支払いに追われると、条件の悪い仕事を断れなくなります。

毎月必要な売上が大きいため、利益率が低い案件や、作業負担の重い仕事でも受注したくなるからです。

その結果、忙しいのに利益が残らない状態になります。

売上を作るために値下げを続ければ、さらに利益率も下がります。

新しい投資へお金を回せなくなる

固定費が重いと、新しい設備や広告、人材教育へお金を回せません。

毎月の支払いを優先する必要があるため、将来の売上を作る投資が後回しになります。

古い設備を使い続けたり、新しい集客方法を試せなかったりすることもあります。

その状態が続くと、現在の事業を維持するだけで精いっぱいになってしまうでしょう。

固定費が怖いときに確認したい数字

固定費が怖いときに確認したい数字

固定費への不安は、毎月の支払いを数字で整理すると具体的な課題へ変えられます。

「何となくお金が足りない」と考えるだけでは、どの支出を見直すべきか判断できません。

毎月の固定費、黒字に必要な売上、手元資金、売上に対する割合を確認しましょう。

毎月の固定費はいくらか

まず、毎月必ず発生する固定費を一覧にしてください。

家賃、人件費、社会保険料、通信費、システム料金、リース料、保険料などが該当します。少額のサブスクリプションも、複数重なれば大きな負担になります。

口座やクレジットカードの明細を確認し、毎月出ていく金額を合計しましょう。

固定費の総額が分かれば、何にお金がかかっているのか、どこから見直すべきかを判断できます。

黒字に必要な売上はいくらか

次に、毎月いくら売れば赤字を避けられるかを確認してください。

固定費が大きいほど、黒字に必要な売上も大きくなります。必要売上を把握していないと、売上目標を達成したのに利益が残らないこともあります。

固定費に加えて、仕入れや外注費などの変動費も含めて計算してください。

黒字になる売上の基準が分かれば、固定費をいくら減らすべきか、営業でいくら補うべきかを判断できます。

売上が落ちても何か月耐えられるか

手元資金で何か月固定費を支払えるかも確認しましょう。

売上が急に落ちても、翌月から家賃や給与がなくなるわけではありません。売上が戻るまでの間、会社にある現金で支払いを続ける必要があります。

現預金を毎月の固定費で割ると、売上がない状態で耐えられる期間の目安が分かります。

実際には仕入れや借入返済もあるため、税理士などへ相談しながら資金繰り表を作成してください。

固定費が売上に占める割合

固定費が売上に対してどの程度を占めているかも確認が必要です。

売上が増えても、固定費の割合が高いままでは利益が残りません。反対に、売上が少なくても固定費が低ければ、赤字を抑えられる場合があります。

毎月の売上と固定費を並べ、割合の変化を確認しましょう。

すぐに見直せる固定費はいくらあるか

固定費の中には、すぐ減らせるものと、変更に時間がかかるものがあります。

使っていないサービスや過剰な料金プランは、比較的早く見直せます。一方で、家賃や人件費は、契約や業務への影響を考えなければなりません。

固定費を一覧にしたら、「すぐ見直せる」「更新時に見直す」「当面必要」に分けてください。

短期間で減らせる金額が分かれば、資金繰りへの効果も予測できます。

固定費を減らしすぎると起こる問題

固定費を減らしすぎると起こる問題

固定費は低いほど良いとは限りません。

売上を作る人材や広告、業務を支えるシステムまで削ると、会社の利益や生産性も下がります。

固定費を見直す際は、その支出がどの業務や売上を支えているかを確認してください。

必要な人材まで減らしてしまう

人件費を減らすために必要な人材まで削ると、現場が回らなくなります。

残った社員へ仕事が集中し、残業やミスが増える可能性があります。接客や納品の品質が落ちれば、顧客離れにもつながります。

人件費を見直すなら、人数を減らす前に不要な業務を減らしてください。

システム化や外注を取り入れたうえで、業務量に合った人数を判断する必要があります。

集客まで止めてしまう

広告費を固定費と考え、すべて止めるのは危険です。

広告や販促によって新規顧客を獲得している場合、支出を止めると問い合わせや売上まで減ります。

まず、広告ごとの問い合わせ数や受注額を確認してください。成果の低い広告は見直し、成果が出ているものは残します。

固定費を減らす目的は、売上を生まない支出をなくすことです。売上を支えている広告まで一律に削るべきではありません。

業務効率が落ちる

安いシステムやサービスへ切り替えた結果、業務効率が落ちることもあります。

必要な機能がなくなれば、手作業が増えます。サポートが弱いサービスでは、トラブル対応を社内で行わなければなりません。

月額料金が下がっても、人件費や作業時間が増えれば、会社全体の負担は大きくなります。

料金だけでなく、導入後に必要な作業やサポート内容まで比較してください。

成長に必要な投資ができなくなる

固定費を恐れすぎると、会社の成長に必要な投資まで避けてしまいます。

新しい人材、設備、広告などには費用がかかります。しかし、投資を行わなければ、生産性や売上を伸ばせないこともあります。

大切なのは、固定費を増やさないことではありません。

増えた支出以上の利益を生み、売上が落ちた場合にも支払えるかを確認したうえで判断することです。

固定費の怖さは「減らす」だけでなく「耐えられる設計」で変わる

固定費が怖いのは、売上が少ない月でも家賃や人件費などの支払いが続くからです。

不安を減らすには、毎月の固定費、黒字に必要な売上、手元資金で耐えられる期間を確認してください。そのうえで、使っていない契約や効果の薄い支出から見直します。

ただし、人材や広告、システムを削りすぎると、売上や業務効率まで落ちます。固定費を一律に減らすのではなく、利益を生む支出と不要な支出を分ける必要があります。

新規事業を始める際も、固定費が大きいモデルは慎重に選びましょう。

レンタルオフィスFCは、商品在庫を持たず、入退室管理や請求をシステム化できる事業です。常駐スタッフを置かない運営であれば、人件費も抑えられます。

月額利用による継続収益も見込めるため、固定費への不安を抑えながら新しい収益源を作りたい場合の選択肢になります。

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