Franchise Helpful Blog フランチャイズお役立ちブログ
低リスクで新規事業を始めたい。確認しておきたい新規事業のリスク
2026年05月20日
新規事業を始めたいと思っても、
- どれくらいの予算が必要なのか
- 売上が立つまでにどれくらい時間がかかるのか
- 失敗したときにどの程度の損失が残るのか
これらが見えにくい判断しにくいものです。
特に本業を持つ会社にとって、新規事業の失敗が資金繰りや人員配置に影響することは避けたいところです。
この記事では、低リスクな新規事業の特徴や具体例を解説します。
新しい収益源をつくりたい経営者や、できるだけ負担を抑えて事業を始めたい方は、事業を選ぶときの判断材料として参考にしてください。

コンテンツ
新規事業にはどれくらいの予算・時間・リスクがかかるのか

新規事業にかかる予算や時間は、選ぶ事業によって大きく変わります。
店舗を構える事業であれば、物件取得費、内装費、設備費、人件費、広告費などが開業前から発生します。
一方で、既存の設備や空きスペースを活用できる事業であれば、初期費用を抑えながら始められる可能性があります。
新規事業を低リスクで始めるには、まず売上の見込みだけでなく、始める前、運営中、撤退時にどのような負担が出るのかを整理しておきましょう。
開業前にかかる初期費用
新規事業では、売上が発生する前に初期費用がかかります。
たとえば店舗型の事業であれば、物件取得費、内装工事費、設備費、備品代、広告費などが必要です。
事業によっては、開業前の時点で数百万円以上の資金が必要になる場合もあります。
初期費用が大きいほど、開業後はその費用を回収するための売上が必要になります。
そのため、低リスクで始めたい場合は、開業前に大きな投資をしないと始められない事業か、既存の資産や小さな設備で始められる事業かを確認しておきましょう。
売上が立つまでにかかる準備期間
新規事業は、始めた直後から安定した売上が出るとは限りません。
物件探し、設備の準備、サービス設計、広告の作成、集客活動などに時間がかかり、開業後もしばらくは売上が安定しない時期があります。
準備期間が長くなるほど、その間の人件費や家賃、広告費なども増えやすいです。
低リスクで進めるには、売上が立つまでにどれくらいの期間が必要かを見積もり、その期間を本業の資金や人員で支えられるかを確認しておきましょう。
毎月発生する固定費
新規事業では、売上が少ない月でも固定費が発生します。
家賃、人件費、システム利用料、広告費、リース料などは、売上に関係なく支払いが必要です。
固定費が高い事業は、毎月一定以上の売上を出さなければ赤字になりやすいです。
特に開業直後は売上が読みにくいため、固定費を大きくしすぎると資金繰りを圧迫します。
低リスクで新規事業を始めるなら、売上が少ない月でも無理なく支払える範囲に固定費を抑えられるかを確認しておきましょう。
人材採用や教育にかかる負担
人を採用して運営する事業は、人件費だけでなく教育の負担も発生します。
採用活動には求人費用や面接の時間がかかり、採用後も業務を覚えてもらうまでに時間が必要です。
さらに、接客や専門技術が必要な事業では、スタッフによって品質に差が出ることも。
人を雇う前提の事業は、売上が安定する前から人件費が発生するため、リスクが大きくなりやすいです。
低リスクで始めるには、少人数で運営できるか、業務を仕組み化しやすいかを確認しておきましょう。
低リスクな新規事業とはどのようなものなのか?

低リスクな新規事業とは、失敗しない事業ではなく、資金や人員に大きな負担をかけずに始められ、状況に応じて見直しやすい事業のことです。
どのような事業にも売上が伸びない可能性はあります。
しかし、初期費用や固定費を抑え、少人数で運営できる形を選べば、うまくいかなかったときの損失を小さくできます。
以下では、低リスクな新規事業の特徴を見ていきましょう。
初期費用を抑えられる
低リスクな新規事業は、開業前に大きな資金を投じなくても始められることが特徴です。
初期費用が高い事業は、売上が立つ前から回収すべき金額が大きくなります。
その分、開業後に必要な売上も高くなり、想定より集客できなかった場合の負担が重くなります。
反対に、既存の設備や空きスペースを活用できる事業、必要な範囲から小さく始められる事業であれば、資金面の不安を抑えやすいです。
毎月の固定費が大きくなりすぎない
低リスクな新規事業では、毎月発生する固定費を抑えられるかが大きな判断材料になります。
家賃、人件費、リース料、広告費などは、売上が少ない月でも支払いが必要です。
固定費が高い事業は、開業直後から一定以上の売上を出さなければ赤字になります。
特に新規事業は、売上が安定するまでに時間がかかるため、固定費が大きいほど資金繰りに影響します。
低リスクで進めるには、売上が少ない月でも継続できる費用設計になっているかを見ておきましょう。
需要を見ながら広げられる
低リスクな新規事業は、最初から大きく展開するのではなく、需要を見ながら広げられる形が向いています。
開業前の予測だけで、実際の反応を正確に判断することはできません。
小さく始めて利用者の反応を確認できれば、うまくいっている部分に投資を増やし、反応が弱い部分は早めに見直せます。
反対に、最初から大きな設備投資や複数拠点展開をすると、想定と違った場合に修正しにくいです。
撤退や方向転換がしやすい
低リスクな新規事業を考えるうえでは、始めやすさだけでなく、撤退や方向転換のしやすさも見ておく必要があります。
契約期間が長い、設備の転用が難しい、人員を多く抱えるといった事業は、売上が伸びなかったときにやめにくいです。
結果として、赤字が続いても判断が遅れることがあります。
撤退しやすい事業とは、やめることを前提にした消極的な事業ではありません。
状況を見ながら改善し、必要であれば別の形に切り替えられる事業です。
低リスクで始めやすい新規事業の例

低リスクで始めやすい新規事業には、初期費用や固定費を抑えやすく、少人数でも運営しやすいものがあります。
ただし、どの事業も必ず成功するわけではありません。
大切なのは、売上が伸びる可能性だけで判断せず、必要な資金、運営の手間、撤退時の負担まで確認することです
ここでは、比較的リスクを抑えながら検討しやすい新規事業の例を紹介します。
オンライン講座や会員制サービス
オンライン講座や会員制サービスは、専門知識やノウハウをコンテンツ化して提供する新規事業です。
会場費や店舗設備が不要なため、比較的初期費用を抑えやすい点が特徴です。
動画、資料、オンライン相談、定期配信などを組み合わせれば、地域に限定されずに提供できます。
一方で、集客や継続利用には信頼性が求められます。
知識を持っているだけでは申し込みにつながらないため、誰のどの悩みを解決するサービスなのかを明確にする必要があります。
トランクルーム運営
トランクルーム運営は、収納スペースを貸し出して利用料を得る事業です。
利用者は荷物を保管する場所を求めて契約するため、接客頻度が比較的少なく、少人数でも運営しやすい特徴があります。
商品在庫を持つ必要がなく、仕入れや販売管理の負担も抑えられます。
一方で、立地や周辺の需要によって稼働率が左右されるため、事前の調査は欠かせません。
レンタルオフィス運営
レンタルオフィス運営は、空き物件や既存の区画を活用し、法人や個人事業主に仕事場を提供する事業です。
商品を仕入れて販売する事業ではないため、在庫を抱える負担を抑えやすい点が特徴。
また、利用契約が継続すれば、毎月の利用料収入を見込みやすくなります。
受付対応や清掃、問い合わせ対応などの運営業務は必要ですが、飲食店や小売店のように毎日大量の接客が発生する事業ではありません。

新規事業は小さく始めて大きく伸ばす
新規事業を始めるときは、売上の大きさや市場の成長性に目が向きやすくなります。
しかし、低リスクで始めたいなら、まず確認すべきなのは、うまくいかなかったときに本業を傷つけずに見直せるかどうかです。
小さく始められ、少人数で運営でき、需要を見ながら広げられる事業であれば、状況に合わせて改善しやすくなります。
新規事業は、最初から大きく成功させようとするより、無理なく始めて、続けられる形をつくることが大切です。