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不動産を契約する際の流れと契約後の注意点について
2024年10月22日
不動産の売買は、人生で最大の買い物のひとつと言われるほど重要な取引です。
不動産契約には多くのステップがあり、それぞれに確認すべきポイントがあります。
そこで今回は、不動産契約の流れについて、ステップごとに分かりやすく解説していきます。
不動産契約の流れ①物件の情報収集と打ち合わせ

不動産契約の第一歩は、自分の希望に合った物件を探すことです。
インターネットや不動産会社の紹介を通じて、物件の情報を収集しましょう。
物件の価格、立地、周辺環境、設備などを比較し、購入候補を絞り込みます。
物件が見つかったら、不動産会社と詳細な打ち合わせを行います。
不動産会社の担当者に、物件の詳細や契約の流れ、必要書類、手続きなどを確認しましょう。
購入前に疑問や不安な点を解消することが大切です。
また、物件の見学や現地調査を行い、写真や資料だけでは分からない部分もチェックしておきましょう。
不動産契約の流れ②契約の前提条件確認

物件を購入する前に、不動産会社から「重要事項説明書」を受け取ります。
これは、購入する物件に関する法律的な事項や物理的な状態などが記載された書類です。
内容には、建物や土地の登記情報、法令に基づく制限、共有部分や管理規約の有無などが含まれます。
重要事項説明書の内容をしっかり確認し、必要であれば専門家に相談しましょう。
また、「売買契約書」には、物件の価格や引渡し日、支払い方法、契約解除条件などが明記されています。
契約書は法的に拘束力を持つため、誤りや不明な点がないか十分に確認することが重要です。
また、手付金や違約金に関する条項も注意深く確認しておきましょう。
不動産契約の流れ③手付金の支払い

売買契約を締結する際、買主は手付金を支払うのが一般的です。
手付金は売買価格の一部として扱われ、通常は購入価格の5%〜10%程度が目安です。
この手付金は、契約解除の際に返金されないこともあるため、その役割を理解しておきましょう。
手付金は、契約が無事に成立した場合は、最終的な物件代金に充当されます。
不動産契約の流れ④売買契約の締結

手付金の支払いが完了したら、売買契約書に双方が署名捺印します。
この段階で、法的に契約が成立し、売主・買主はそれぞれ契約に従う義務が発生します。
契約が成立した時点で、売主は物件の所有権を移転するための準備を進め、買主は支払いを進めることになります。
不動産契約の流れ⑤住宅ローンの事前審査

物件を購入するにあたり、住宅ローンを利用する場合は、契約前に金融機関で事前審査を行います。
事前審査では、収入、勤続年数、現在の借入状況などが審査され、ローンが利用できるかどうかが判断されます。
事前審査を通過した後、正式な申し込みを行います。
不動産契約の流れ⑥住宅ローン契約の締結

正式な住宅ローンの申し込み後、金融機関から最終的な審査結果が通知されます。
審査が通過すれば、住宅ローンの契約を結び、借入額や返済期間、金利などが確定します。
この際、金利タイプ(固定金利や変動金利)の選択も重要なポイントです。
ローン契約が完了すれば、購入物件の代金支払いに充てることができます。
不動産契約の流れ⑦決済と引渡し

売買契約が締結された後、物件代金の残金を支払う手続きに進みます。
通常、残金の支払いは金融機関の協力を得て行われます。
残金支払いに際しては、諸費用(登記費用、仲介手数料、司法書士報酬など)も合わせて支払います。
これらの費用を事前に把握しておくことが重要です。
残金の支払いが完了した後、物件の所有権を買主に移転するための登記手続きが行われます。
所有権移転登記は、司法書士が代行するのが一般的です。
登記が完了すると、正式に物件の所有権が買主に移り、売主から買主への引渡しが行われます。
不動産契約の流れ⑧不動産の引渡しと入居

物件の引渡しの前には、買主が物件の最終確認を行います。
この際、契約内容に基づいて物件に不具合がないかを確認し、問題があれば売主に対応を依頼します。
確認が終われば、売主から鍵を受け取り、物件の引渡しが正式に完了します。
物件の引渡しが完了した後は、入居準備を進めます。
新しい住まいで快適に生活を始めるために、各種公共料金の手続きや引越しのスケジュールを調整する必要があります。
契約解除や違約金に関する注意点の確認

不動産契約には契約解除や違約金に関する条項が含まれています。
例えば、契約を解除する場合、手付金が返還されない場合があるほか、違約金が発生することもあります。
契約前にこれらの条項をしっかり確認しておくことが、後々のトラブルを防ぐために重要です。
不動産契約の流れを把握し、スムーズに手続きしよう

不動産契約は、物件探しから契約、引渡しまで多くのステップを経る複雑なプロセスを踏むことになります。
重要事項説明書や売買契約書をしっかり確認し、住宅ローンの手続きや所有権移転登記など、各ステップごとに必要な手続きを慎重に行うようにしてください。
また、購入後の保証やアフターサービスも含めて、しっかりと準備し、不動産契約をスムーズに進めましょう。
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