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店舗物件を契約する際に必要な『保証人』について

2024年07月12日

店舗物件を契約する際に、ほとんどの割合で求められるのが保証人です。

気に入った物件が見つかっても、保証人がいなければ契約できません。

今回は、店舗物件の契約において必要となる保証人について解説します。

店舗物件の契約時の『保証人』とは?

店舗物件の契約を結ぶためには保証人を立てる必要があります。

保証人には「保証人」と「連帯保証人」があり、それぞれの役割や責任の重さは異なります。

契約時にはこれらの違いを理解し、適切な連帯保証人を選ぶことが重要です。

それぞれの保証人について解説します。

保証人

通常の保証人は、債務者がどうしても支払い不能な場合にのみ責任を負います。

複数の保証人がいる場合、債務は保証人の人数で分割されます。

また、保証人には「債務者本人に請求してほしい」などと訴える権利もあります。

連帯保証人

店舗物件の契約時の連帯保証人は、債務者と同じ責任を負い、債権者からの請求を拒否できません。

つまり、債務者が支払いを怠った場合、連帯保証人が即座にその支払いを行わなければなりません。

たとえば、家賃の支払いだけでなく、退去時の原状回復費用や修繕費も連帯保証人の責任範囲に含まれます。

これは、債権者が確実に債務を回収できるようにするための措置です。

店舗物件の契約時に『保証人』が必要な理由

店舗物件の契約時に連帯保証人が必要である理由は、債務者が支払い不能になった場合のリスクを軽減するためです。

基本的に保証人を付けずに借りられる物件はほとんどないと思ってよいでしょう。

「連帯保証人を用意できるかどうか」が物件契約の成否を左右する重要なポイントです。

理想的な物件を見つけても、連帯保証人を探している間に他の借主に取られてしまうケースは少なくありません。

店舗物件の契約を検討をする時期から、親族などに連帯保証人をお願いできるかどうか打診しておきましょう。

店舗物件の契約で保証人を立てられない場合

両親が高齢であったり、頼れる親族がいなかったりなどの理由で、連帯保証人を確保できない場合もあります。

その際、以下の方法を駆使すれば契約できる可能性があります。

  • 不動産会社に相談する
  • 保証人なしでも契約できる条件を交渉する

それぞれの方法について解説します。

不動産会社に相談する

店舗物件の契約で連帯保証人を立てられない場合、まず不動産会社に相談するようにしましょう。

連帯保証人がいないと契約が難しいですが、不動産会社に早めに相談すれば、代替案を提案してもらえる可能性があります。

たとえば、保証会社を利用したり、預託金を増やすなどといった方法があります。

特に店舗物件の取り扱い実績が豊富な不動産会社であれば、さまざまな選択肢を提供してくれるかもしれません。

しかし、連帯保証人なしで賃貸契約できる物件は依然として少ないのが現実です。

そのため、開業計画を進める際には、連帯保証人が確保できない場合の対応策についても事前に考えておく必要があります。

保証人なしでも契約できる条件を交渉する

店舗物件の契約で保証人を立てられない場合、保証人なしでも契約できる条件を交渉してみましょう。

保証人がいないと契約は難しいですが、適切な条件を提示することで契約の可能性が高まります。

たとえば、「保証金を当初の設定より多く支払う」や「家賃保証会社に加入する」といった条件を提示すれば、契約できるケースもあります。

なぜなら、これらの方法は不動産会社にとってリスクを軽減する手段となるからです。

ただし、必ずしも契約が成立するわけではないため、早めに交渉を開始することが重要です。

なお、他のテナント希望者に物件を取られないよう迅速な対応を心掛ける必要があります。

店舗物件契約の保証人をお願いする際の注意点

店舗物件の契約で保証人をお願いする際は、信頼できる相手を選ぶのが重要です。

友人や知人を保証人に立てると、トラブルに発展する可能性があるため、相当な信頼関係が必要といえます。

両親や親戚を保証人にする方が安心ですが、その場合でも以下のような条件をクリアしなければなりません。

  • 高齢でないこと
  • 安定した収入があること
  • 借主に代わって家賃を支払える財力があること

特に、借主が開業準備中で無職の場合、連帯保証人が2名必要となるケースもあります。

しかし、なかには家賃を数か月分前納すれば、連帯保証人が不要になる場合もありますが、このような条件は貸主によって異なります。

候補の物件が見つかったら、早めに不動産会社に確認しておきましょう。

店舗物件契約には、原則保証人が必要

店舗物件契約には、原則として保証人が必要です。

多くの飲食店舗開業者は、親兄弟や親戚を保証人に立てるケースが多いですが、親族であっても金銭が絡むため、単にお願いするだけでは承諾してもらえない場合もあるでしょう。

連帯保証人を依頼する際には、店舗のコンセプトや事業計画、予測されるリスクとその対策をしっかりとまとめて伝えることが重要です。

心配事が解消されれば、保証人を引き受けてもらいやすくなります。

理想的な店舗物件をお探しの際は、ぜひbeberiseにご相談ください。

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